前回のインタラクティヴセミナーの様子

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前回のインタラクティヴセミナーの様子

第5回インタラクティヴセミナーについて

 

 

 

 

庄内余目病院(山形県庄内町)では、看護学生と医学生が一つのプログラムの中で、共に医療を学び、体験していくセミナーを2008年3月から開催しています。今回は、医学生と看護学生あわせて7名が参加しました。
当 セミナーは、「臨床見学実習」と「チーム医療シミュレーション」を柱とした4日間のプログラム。通常の実習(外来、病棟、手術見学など)に加え、医学生が 看護の準夜体験をしたり、看護学生が医師の当直見学をするなど、相互に業務を知り、理解する内容も組み込まれています。
また、「チーム医療シミュ レーション」は、症例を通して医師と看護師の仕事を医学生と看護学生が共に学ぶ事を目的とし、医学教育コンサルタントで当院透析センター非常勤の齋藤中哉 医師と、4名の師長がリードして行われました。「発熱」と「腰背部の張り」を訴え緊急入院となった症例について、救急搬入時を想定した齋藤医師と富樫看護師長のライブ・デモ ンストレーションを皮切りに、チームごとに治療計画・看護計画を立て、検討を繰り返し、今後の治療方針を立てるところまで、4日間の中で計15時間かけて シミュレーションを展開しました。
特別企画「ドクター・ブルー、院内CPR体験」では、急変時の対応やBLS、気管挿管のトレーニングを実践的に学んで頂きました。
KJ法を用いた「ワイワイにぎやか討論会」では、楽しく自由な雰囲気の中で活発な意見交換が行われました。   


開催期間 2012年3月21日(水)~24日(土)
参加人数 医学生4名・看護学生3名
主催 庄内余目病院

 

 

 

カリキュラム

1日目 3月21日(水)

時間医学生 実習項目看護学生 実習項目
9:00 よし、頑張るぞっ! キックオフ・ミーティング
10:00
~12:00
チーム医療シミュレーション(合同)
「外来・ロールプレイ」
  お昼休み
13:00   チーム医療シミュレーション(単独)
「問診・診察」
 チーム医療シミュレーション(単独)
「病歴」
15:00

18:00
ドクター・ブルー・院内CPR体験
医療機器にも触れてみよう!
   夕食
19:00 当直実習 準夜体験実習(22:00まで)
 

2日目 3月22日(火)

時間医学生 実習項目看護学生 実習項目
7:15 創傷ケアセンター テレフォンカンファレンス 
8:30 院内施設見学

9:30

12:00

選択実習
  創傷ケアセンター
  心臓カテーテル検査
  内視鏡
  透析センター
  病棟     

選択実習
  創傷ケアセンター
  心臓カテーテル検査
  内視鏡
  透析センター
  病棟

  お昼休み
13:00

17:00
 チーム医療シミュレーション(単独)
「鑑別診断・検査」
 チーム医療シミュレーション(単独)
「検査・看護計画」
17:30 ワイワイにぎやか討論会
  夕食
19:00  当直実習  準夜体験実習(22:00まで)

 

3日目 3月23日(金)

時間医学生 実習項目看護学生 実習項目

8:00

8:25

8時会・朝礼
9:00

12:00
 チーム医療シミュレーション(単独)
「初期治療」
 チーム医療シミュレーション(単独)
「看護計画」

12:00

~13:00

チーム医療シミュレーション(合同)
「医師→看護師 申し送り」 
   お昼休み

14:00

17:00

選択実習
  訪問診療
  心臓カテーテル検査
  手術
  透析センター     

選択実習
  手術

  心臓カテーテル検査
  透析センター

 

19:30 懇談会

 

4日目 3月24日(土)

時間医学生 実習項目看護学生 実習項目
8:00

8:25
8時会・朝礼
9:00 選択実習
  外来
  透析センター
  研修医体験
選択実習
  外来
  病棟
  透析センター
11:00

12:30
 チーム医療シミュレーション(合同)
「プレゼンテーション準備」
13:00  お昼休み
13:30

16:00
 チーム医療シミュレーション(合同)
「カンファレンス」
16:00  体験レポート作成
   まとめ・懇談会・修了書授与
17:00 終了・解散

 

 

セミナーの感想

セミナーへ参加した学生の方々に感想を書いていただきました。

 

 

医学生 Aさん

最初は緊張と不安でいっぱいでしたが、今振り返ってみると本当に充実したあっという間の4日間でした。普段大学での実習は主に疾患やその治療に対する知識や診察の技術を習得することで、看護学生と接することはありませんでした。しかし、今回のインタラクティブセミナーにおいて看護学生と共に実習し、特にチーム医療シミュレーションでは、医学生と看護学生が1つ症例について話し合い、医学生は鑑別疾患、必要な検査、入院指示、治療計画を決めていき、看護学生は現病歴、生活像、人間像を把握して、お互い情報を共有したり、質問したりしながら活発な議論をすることができました。その中で、看護学生が何を勉強し、何に注目し、どういった切り口で進めていくのかを知ることができてとてもためになりました。また、実際にシミュレーションしてみて情報を的確にとらえ伝えること、また看護学生から情報を聴取し、お互いの情報を統合していくことの難しさを実感しました。また、入院指示や投薬する際どういったときに何をどれだけの分量使うのか?また、その投薬は本当に現実的なのか?など、先生方・看護師の方々からアドバイスを頂きながら1つ1つ考えました。こんな経験は初めてだったので、何度も困難に直面し立ち止まってしまいましたが、そのたびにスタッフの方が親身になってアドバイスをしていただきその熱意と暖かさを感じました。先ほど述べたようにこのような経験は大学の実習ですることはないのに、働いたらいきなりやらなければならないので、そのことに対する心構えとアプローチの仕方を学ぶことができて本当に貴重な経験ができたと思います。今回のセミナーではチーム医療シミュレーションだけでなく、創傷ケア実習、院内CPR実習、透析センターの見学、東京大学の高橋先生の外来見学、当直実習など本当に多くの経験をさせて頂きました。セミナーだけではなく、夜の懇親会でも病院のたくさんのスタッフの方々に歓迎され、地元のおいしいお酒を飲みながら楽しい夜を過ごさせて頂き、庄内余目病院のスタッフの方々の優しさ、温かさを改めて実感しました。本当に言葉では語りつくせないほどのたくさんの経験をさせて頂いたと思います。4日間を通してかけがえのない仲間も作ることができました。 将来働いていく中で、このセミナーで学んだことや先生方の熱い言葉を胸に一生懸命頑張っていきたいと思います。4日間本当にありがとうございました。

医学生 Bさん

4日間という短い期間でしたが、いろいろなイベントがあり、密度の濃い充実した時間を過ごすことができました。始めは不安や緊張などでいっぱいでしたが、スタッフの方々が優しく丁寧に指導していただき、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。一人の患者さんについて、これ程深く考えたことがなかったので、いい経験になりました。また、今までの実習と違い、自分達で次の一手を考えたり、病態だけでなく患者さんの人格や生活の背景を考えたので、違った角度で医療を認識でき、視野が広がったと思います。他大学の学生さんとも交流でき、他の地域のことを聞くことができ、貴重な経験となりました。

医学生 Cさん

今回のインタラクティヴセミナーに参加してみて、医師から看護師への申し送りに関して、将来気を遣っていかないといけないことに気が付くことが出来てよかったです。さらに、セミナー内で看護師さんが入院患者さんを看ていくにあたり、行なっている業務がどのようなものか分かり、視野を広げることができ、大変良かったです。また、この庄内余目病院の特徴である創傷治癒、更に広大な透析センターについても、丁寧に教えていただき、勉強になりました。今回のセミナーでの経験を、将来、医師となって働いていく際に思う存分生かしたいです。ありがとうございました。

看護学生 Dさん

インタラクティヴセミナーでは大学で行う実習では経験できないことや今まで学んできたことを再確認することのできたセミナーでした。今回特に印象深かったことは医学生のロールプレイでした。私の大学では医学部がなく、医学生とかかわることのできない環境でした。インタラクティヴセミナーでは医学生と共に行動する時間が多く、医学生の考え方や医療に対する視点を知ることができ、私自身の医療に対する視野を広げることができました。また、遠い県から来た看護学生と行動をし、私の大学の看護学生とはまた違う看護観を知ることができました。とても学ぶことの多いセミナーでした。本当にありがとうございました。

看護学生 Eさん

今回セミナーに参加させて頂き、普段の学生生活では体験できない内容が盛り込まれており貴重な時間を過ごせたと思います。 チーム医療シミュレーションでは、一人の患者さんを医学や看護の側から、さらにはコメディカルの方にも輪を広げて医療の提供をじっくりと考える内容があり、チームで取り組む大切さを学びました。悩んで困った際は、実際に専門職の方のアドバイスをもらえたりしたので現場に近い状況や展開があり、自分では考えもしなかった意見を頂くことができました。視野を広めることができると共に質の高いセミナーになりました。 透析センターの実習では、初めて目にした現場の様子で驚き、とても関心を持ちました。患者さんのご協力もあり、透析の仕組みや原理、治療法など間近で見たり、学ぶこともできました。スタッフの方が丁寧に説明をしてくださり、また質問に対しても詳しく応えて頂けました。この4日間はぎっしりとスケジュールが組まれていましたが、自分にとって無駄な時間はなかったように思います。私達が将来目指す医療についてまさに体感できる内容だと思います。 このセミナーのように医学生と看護学生が参加できる機会が少ないと思いますが、それぞれがどの様な勉強をしているのか、病院では実際どんな役割を持っているのかも触れることができ新鮮な体験でした。お互いに理解し合って取り組むことは最終的には患者さんにとって最善の医療が提供できるのではないかとも気づきました。まさに、インタラクティヴでした。また他大学の方とも交流ができるので語り合える時間も楽しかったです。皆さんとても素敵な方で自分も積極的に臨もうという気持ちに自然となりました。 このセミナーを終えて達成感で一杯になりました。きっと充実した4日間だったからだと思います。最後に、庄内余目病院の温かさを感じると共に、野末院長、斎藤先生、チーム医療シュミレーションでずっと見守って頂いた看護師長さん、このセミナーの企画から運営に携わった方々、セミナーを共に過ごした参加者の皆様、本当にありがとうございました。この素敵な出会いができたこと感謝しています。この経験を生かして自分をさらに磨いていきたいと思います。 

看護学生 Fさん

今回セミナーに参加し、大学では体験した事のない様々な事を学ばせていただきました。セミナーに参加した4日間は、とても中身の濃い充実した時間となりました。 大学の実習では、確定診断がすでに出ており、患者さんの情報収集が終わっている段階から看護計画を立てるという学習を行っていました。今回のセミナーでは、診断も患者さんの情報もない状態からのスタートであった為、戸惑うことがとても多くありました。しかし、どの様な流れで医療が進められて行くのかを、実際に病院で行われている業務に近いかたちで体験することができ、将来とても役に立つ貴重な経験をすることができたと感じています。 私の通う大学は医学部がない為、医学生との交流がありませんでした。将来共に仕事をすることになる医師とどの様に関われば良いのか全くわからない状態でした。しかし、看護学生だけではなく医学生と共同で一つの事例にじっくりと取り組んだことで、医師・看護師がそれぞれどの様な視点から患者さんを捉え、どの様に連携をはかっていけば良いのか少しですが以前よりもイメージが持てるようになりました。また、大学の実習先の病院では中々お時間をとって貰うのは難しくお話をする機会がなく、他職種との連携というものを実感できないでいたのですが、今回は薬剤師さんやソーシャルワーカさんなど他職種の方々にも関わっていただけたので、それぞれの専門性を十分に発揮して、患者さんのニーズを満たするために様々な職種で連携しているということについて理解を深めることができました。創傷ケアセンター、透析センター、各病棟実習では、疾患や機器の仕組みなど丁寧にわかりやすく説明していただきました。また患者さんの問診など今まで立ち会えなかった場面にも参加できとても勉強になりました。準夜体験や当直体験など日中とは異なる病棟の雰囲気を体験できました。セミナーが始まる前は、初めて会う方々の中で4日やっていけるのかと不安が大きかったのですが、実際に参加してみると、スタッフの皆さんも参加された学生の皆さんも明るく優しく接しやすい方ばかりで、とても楽しい時間を過ごすことができました。セミナーに参加した4日間は初めての経験ばかりで、本当にあっという間に過ぎてしまいましたが、多くの事を学ぶことができた忘れられない体験になりました。お忙しい中お時間を割いてくださった野末院長はじめ余目病院スタッフの皆様、セミナーに参加された学生の皆さん4日間本当にありがとうございました。