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創傷ケアセンター

創傷ケアセンター


創傷とは?

創傷とは傷のことですが、6ヶ月以上経過しても治らない傷、または治療を開始して1ヶ月以上経つが治らない傷を「慢性創傷」と呼んでいます。慢性創傷には、動脈硬化症を伴う血流障害による動脈不全症・静脈不全症の傷、糖尿病の方にみられる糖尿病性の足の病変、慢性の床ずれによるもの、骨の変形が原因で起こる潰瘍などさまざまなものがあります。現在、日本ではこれらの疾病に対する専門的な治療を行っている施設も少ないために、治療成果は必ずしもよくない実情です。

当センターの概要

2006年10月、当院では、足の創傷治療の先進国であるアメリカの技術を取り入れた専門外来「創傷ケアセンター」をオープンしました。
当センターでは、創傷を治療するために多くの診療科の医師、トレーニングを積んだ看護師、事務官がチームを組んでいます。また株式会社ミレニアとの契約で、医療面、運営面でのコンサルテーションを受けています。当院と同じように株式会社ミレニアと契約している「創傷ケアセンター」は全国に約20ヶ所あり、お互いの情報交換をするとともに切磋琢磨しています。
当院は全国の創傷ケアセンターの中で、質的にも量的にもトップクラスであると自負しています。

対象となる患者さん

慢性創傷はこれまで治療が難しいと言われ、「もう治らない・・・」とあきらめてしまう患者さんも多くいらっしゃいました。しかし、もうあきらめる必要はありません。専門医を中心としてた医療チームにより適切な処置を施せば、決して治療不可能な傷ではなくなりつつあるのです。足の傷が治らない、足が壊死して他院から切断を勧められたなど、難治性創傷でお悩みの方は、一度当院にご相談ください。徹底した原因追及とチーム医療で治療に当たらせていただきます。

こんな症状でお悩みの方は当センターへ

  • 糖尿病性足病変・・・潰瘍・壊疽
  • 閉塞性動脈疾患に伴う潰瘍
  • 静脈疾患に伴う潰瘍
  • その他難治性潰瘍

当センターの特徴

慢性創傷治療専門の外来センター

専門的な訓練を受けた医師を中心とした医療チームにより、一般的には治療が困難とされる慢性創傷の患者さんの治療に取り組みます。

短期間での集中治療

外来受診による治療を基本に、短期間で集中的に治療を行います。多くの患者さんは14週間程度で80%の治癒が可能です。その後の自宅でのケアも継続的にサポートします。

多様な創傷への対応

糖尿病性下肢潰瘍、血行障害による潰瘍など、慢性創傷の原因は実にさまざまで、症状も治療法も大きく異なります。当センターでは多様なタイプの創傷に対応しています。

ミレニア・ウンド・マネジメント社との提携により、最新の医療を実現

当院での創傷治療は、アメリカの医療コンサルティング会社であるミレニア・ウンド・マネジメント社との提携によって実現したものです。ミレニア社は、創傷治療の専門的なプログラムを確立しアメリカで大きな実績を残しています。当院の医師社看護師は専門的なトレーニングを受け、ミレニア社の確立したプログラムに基づいて治療を行います。 株式会社ミレニアのWebサイトはこちらへ

KCI社の閉鎖陰圧吸引療法の導入

当センターでは、2010年4月にKCI社の閉鎖陰圧吸引療法への保険適応が認められました。全国的にもかなり早期の導入であり、山形県では初の導入です。この療法の効果は素晴らしく、慢性創傷における肉芽形成促進効果には目を見張るものがあります。

スタッフの連携と充実した医療機器

血管形成術(循環器内科)、高気圧酸素療法、LDL吸着、リハビリテーション、透析療法など、創傷の治療に不可欠なその他の領域の医師やコメディカルスタッフ、さらには医療機器がそろっています。

治療内容

「フットケア外来」との連携

足のトラブルに悩む糖尿病の方や足の変形でお困りの方、創傷治療後の患者さんを対象とした外来です。医師、看護師、検査技師、足専門のエステシャンが、評価と治療のプランニングを行い、あらゆる足のトラブルの原因究明と治療・予防に努めています。

義肢装具士による「くつ外来」

慢性創傷の治療と再発予防に重要な役割を果たすといわれる装具。足専門の装具士が京都から隔週で来院し、除圧サンダルやインソール(中敷)、靴などを患者さんと相談しながらお作りしています。
くつ外来についてはこちら

血管外科(血管バイパス術)

下腿動脈へのバイパス手術(下腿動脈再建術)が必要となることが多い足壊疽。この手術の普及率は未だ低いのが実情ですが、当院には血管外科のエクスパート医師がおり、いつでも手術が可能です。

形成外科(植皮・形成手術)

創傷がある程度きれいになったところで、植皮や皮弁を使って傷を覆います。これにより治療までの時間が大幅に短縮されます。
ここでも傷の手術に経験の深い形成外科医が携わり、着実にその実績を積んでいます。

創傷治療例

実際の治療経過をこちらよりご覧になれます。関心をお持ちの方はどうぞご覧ください。
※ご注意:治療前後の傷の画像が掲載されております。 創傷治療例はこちらへ

治療実績

2011年度 創傷ケアセンター

外来診療日数 124日
外来患者総数 1,210人
  フットケア外来 584人
装具・くつ外来 371人
新患数 77人
  フットケア外来 24人
装具・くつ外来 2人
紹介患者数 76人

2011年度 創傷ケアセンター・形成外科グループ 治療実績

眼瞼下垂症手術 4件
神経挫減術・剥離術・遮断術 7件
手指・足趾切断術 59件
四肢切断術 6件
骨部分切除術(腐骨含む) 58件
腱切離(腱鞘切開術含む) 10件
皮膚、皮下腫瘍(腫瘤)摘出術 34件
創切除術(デブリードメント) 143件
皮弁作成術 36件
全層・分層植皮術 29件
皮膚縫合術・切開術 8件
その他(骨移植術等) 6件

受診方法

①ご予約
お電話にてご予約を承ります。
担当 創傷ケアセンター(兼 地域医療連携室)
TEL 0234-43-3470(直通)
受付時間 月〜金曜日 9:00〜17:00
②診察
医師による診察のあと治療を行います。必要があれば検査を受けていただきます。診療終了時に、次回の診察をご予約ください。
診察日 毎週 月・木曜日 9:00〜12:00
③再受診
基本的に週1回、もしくは2週に1回のペースで通院していただき完治を目指します。検査・治療のため入院となる場合もあります。


講演会活動

当センターでは、病院内外で一般および医療従事者を対象とした講演活動を行っています。
これまで開催した講演会の模様を病院ブログに掲載していますので、ぜひご覧ください。

野末院長による医療講演(動画)

「糖尿病性足病変の評価と対処法」
庄内余目病院 院長・創傷ケアセンター長  野末 睦

医療講演

「創傷ケアセンターとの連携」
庄内余目病院 院長・創傷ケアセンター長  野末 睦
創傷ケアセンターとの連携

お問い合わせ

担当 創傷ケアセンター(兼 地域医療連携室)
所在地 〒999-7782 山形県東田川郡庄内町松陽1丁目1−1
TEL 0234-43-3470(直通)
受付時間 月〜金曜日 9:00〜17:00