4月12日(土)~13日(日)に、徳洲会グループ主催のTCLS講習会が当院で開催されました。
これは、医療従事者を対象とした高度な救命処置を学ぶもので、日本救急医学会の認定プログラムになっております。
当院からは21名(看護師、臨床検査技師、臨床工学技士、理学療法士)が参加。初日は、心肺停止の病態について学ぶ講義からスタートしました。
その後、練習用の人形と実際の医療機器を用いて、心拍や心電図の確認、心臓マッサージ、補助換気(人工呼吸)、除細動器(電気ショック)の実習を行いました。
練習用の人形は、心電図に合わせて脈が拍動し、呼吸に合わせて胸も動くため、とても臨場感のあるトレーニングができます。最初は戸惑っている参加者もいましたが、インストラクターの丁寧な指導と反復練習によって正確な対応ができるようになりました。
2日目は、筆記試験と実技試験が行われました。特に、実技試験は突然の心肺停止を想定して行うため、一刻を争う状況になります。皆緊張していましたが、学んだことをもとに全力を尽くし、晴れて全員合格することができました。
まだ肌寒い時期でしたが参加者の熱意や積極性が感じられ、充実した講習会になりました。今後もこのような機会を設け、救急レベルの向上につなげたいと思います。
臨床工学科/佐藤勇介
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