広報誌「あまるめ~る」の取材で、地元猟友会の狩猟の現場に立ち会うという貴重な体験ができました。
作物の食害だけでなく、耕地の掘り起こしなどの被害をもたらすイノシシやクマ。最近では住宅街への出没で人身被害の報告例も増えています。そんな時、行政の依頼を受け、駆除も含めた対応に当たるのが地元の「猟友会」のハンターたちです。
庄内町に住む菅原正一さんもその一人。
40年以上にわたって害獣駆除や錯誤捕獲(誤って罠にかかった動物の保護)などを担ってきました。現在は、24名が所属する山形県猟友会庄内町支部の会長を務めています。
この日は、罠にかかったカモシカを見に行くというので、その貴重な現場に立ち会わせていただくことができました。
カモシカを保護する菅原さん(右)と、狩猟仲間の疋田さん。
カモシカは国の天然記念物のため、必ず保護して山に返してあげないといけないそうです。
まだ小さな子供のカモシカで、はじめは人間を怖がっているようでしたが、罠を外してあげると安心したのか逃げることもなくずっとこちらを眺めていました。
週の半分は仕掛けた罠を見に、重い猟銃や道具を抱えて山に入る菅原さん。捕獲は危険を伴うため、常に2人以上のグループで行います。ベテラン猟師である菅原さんでも、いざ大きな獣と対峙した時は恐怖を感じることがあるといいます。
それでも猟をすることが好きで、仲間と獲物を捕らえた時の達成感はとても大きいと、菅原さん。
広報誌11月号の「わたしの長生きの秘訣」でも、菅原さんのインタビュー記事を掲載していますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
https://amarume-admin.tokushukai.or.jp/upload/amarume/magazine/tmp/20221029_1.pdf
企画課・やまき 🙂
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