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〒999-7782 山形県東田川郡庄内町松陽1-1-1
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診療科・センター

診療科・センター

循環器内科(心臓センター)

診療内容

庄内地区の心臓・循環器疾患治療の中心を担う

循環器内科は、1991年の病院設立以来、庄内地区の心臓や循環器疾病治療の中心を担ってきました。急性心筋梗塞や狭心症に対しては、25年以上にわたり冠動脈インターベンション(PCI)治療の実績を積み重ねてきました。また、末梢動脈の重症下肢虚血、下肢閉塞性動脈硬化症に関しては、当院の創傷ケアセンターとも協力し、末梢血管インターベンション(EVT)を積極的に行っています。その他、不整脈に対するペースメーカーやリードレスペースメーカーの植込手術、心房細動に対するアブレーション治療も実施しています。残念ながら心臓弁膜症手術やカテーテルによる弁膜症治療(TAVI, Mitral Clip)、左心耳閉鎖術(Watchman)は当院では対応できず、他院にお願いしています。

急性心筋梗塞などの緊急カテーテル治療では、救急隊からの心電図伝送システム「SCUNA(スクナ)」を導入し、365日24時間オンコール体制で循環器内科専門医が対応し、日本海総合病院心臓血管外科のバックアップ体制のもと治療を行っています。

心臓・循環器疾患の専門病院として

当科が最重要視しているのは、「心臓・循環器疾患の専門病院として、高度な検査や手術を提供すること」です。虚血性心疾患とは冠動脈の閉塞や狭窄により心筋に栄養や酸素の供給ができなくなった状態をいいます。これらに対し、当科では一刻も早く、カテーテルを用いて閉塞狭窄部位を開通させるPCIを行います。看護師、臨床工学技士、診療放射線技師など専門的知識を持つ多職種のスタッフがチームとなって最善なカテーテル治療にあたっています。

近年、病院におけるカテーテル治療水準の評価としては、医師のみではなく検査や治療に関わる全スタッフのレベルの総合力が問われることが多く、優秀なスタッフの力なくして難易度の高いカテーテル治療は成し得ません。

医師紹介

菊池 正
  • 副院長 心臓センター長 循環器内科部長
  • 菊池 正
役職 副院長 心臓センター長 循環器内科部長
専門分野 循環器内科、心血管インターベンション、経皮的冠動脈形成術、経皮的下肢動脈形成術、永久ペースメーカー挿入術
資格・
所属学会等
日本内科学会 総合内科専門医
日本循環器学会 循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会 心血管カテーテル治療専門医・指導医
日本医師会認定産業医
日本心不全学会 会員
日本脈管学会 会員
日本心臓リハビリテーション学会 会員
浅大腿動脈ステントグラフト実施医
  • 非常勤医師
  • 鈴木 啓士
役職 非常勤医師
  • 非常勤医師
  • 細川 雄亮
役職 非常勤医師
  • 非常勤医師
  • 葉山 泰史
役職 非常勤医師

主な治療・手術について

当院で力を入れている治療内容

1.冠動脈インターベンション(PCI)

狭窄部のバルーンによる拡張のほか、患者さんに合わせた適切なステント選択やステント留置の可否を含め最良の治療法を検討しています。

【バルーン血管拡張術】

【冠動脈ステント留置術】

冠動脈慢性完全閉塞(CTO)病変に対しては順行性逆行性アプローチにて血流を再開通させます。

2.ロータブレーター/ダイアモンドバック治療

透析患者さんに多く認められる高度の石灰化病変では、通常のステントやバルーンでは血管の狭窄部位の拡張が困難なため、ロータブレーターやダイアモンドバックといった特殊カテーテル治療を実施しています。また、左主幹部分岐部、右冠動脈入口部病変でも積極的に使用し、なるべく薬剤コーテッドバルーンで拡張し、ステントを挿入しない治療を行っています。

【ロータブレーター】
先端に小さなダイアモンドの粒を装着した丸い金属をドリルのように高速回転させることで石灰化病変を削る治療です。

【ダイアモンドバック】
先端にダイアモンドで構成されたクラウンと呼ばれる部分があり、このクラウンが軌道回転して石灰化病変を大きく削ることができます。

3.DCA/DCB治療(ステントレス治療)

左主幹部病変に対する冠動脈粥腫切除術(DCA)は血管内部のプラークを鉋(かんな)のように削り取る方法です。その後、薬剤コーテッドバルーン(DCB)で血管を拡張し、ステントを挿入せずに血流を再開通させます。(ステントレス治療)

【冠動脈粥腫切除術(DCA)】

【薬剤コーテッドバルーン(DCB)】

4.末梢血管のカテーテル治療(EVT)

脳動脈頸動脈以外のすべての血管が治療対象になります。特に総腸骨動脈から下肢動脈に対してのEVTは目覚ましい発展を遂げており、間欠性跛行(血流低下による痛みにより歩行を継続できないこと)や重症下肢虚血CLI(足先の傷が血流低下より治らないこと)へのカテーテル治療を実施しています。

慢性閉塞性病変に対しては、冠動脈病変同様に順行性逆行性アプローチにて再開通し、ステント留置を行います。慢性閉塞性病変以外の病変に対しては、薬剤コーテッドバルーンにて拡張し、なるべくステントを挿入しない(ステントレス治療)を行っています。

5.心房細動のアブレーション治療(ABL)

不整脈の一つである心房細動は、症状がなく放置していると将来的に脳梗塞、心不全、認知症になりやすいと言われています。心房細動が持続すると左心房が拡大して傷んでしまい、さらに心房細動が続きやすい状態なるため、早期のアブレーション治療をおすすめします。アブレーション治療とは、肺静脈から生じた異常な電気的興奮が左心房へ伝導しないようにし心房細動の発生を抑えるものです。

6.心臓ドックによる早期発見と予防

高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、家族歴などの危険因子がある方に、冠動脈CT、心エコー、負荷心電図検査などを行い、心臓病の早期発見・早期治療を目指しています。

7.当院の透析患者さんの心血管疾患の治療

透析患者さんは、高血圧、心不全、不整脈、狭心症などの様々な循環器系の障害が高い頻度で合併しています。これらの心血管疾患に関しても積極的な治療を行っています。

心臓病に365日24時間対応

救急車の受け入れ要請は年々増加の一途をたどっており、当院では年間1000件を超える救急搬送を受け入れています。緊急カテーテル治療に関しては、365日24時間オンコール体制で対応し、患者さん到着後に迅速な診察、血液検査、心エコー、X線やCT検査を含めて、適切な診断ができるよう心掛けております。

近年、社会では高齢化が進んでおり、当科でも80歳以上の高齢患者さんも多くいらっしゃいます。冠動脈や下肢病変にするカテーテル治療は、体への負担も少ないため、高齢の方でも安心して受けて頂ける治療となっています。

実績

2020年度 循環器内科

外来診療日数237
外来患者総数5,127
初診算定患者数259
新患数50
紹介患者数203
新入院数(内、他科からの転入)304(27)
在院数3,633
平均在院日数12.1

2020年度 循環器内科 治療実績

心臓カテーテル検査(CAG)320
経皮的冠動脈形成・ステント留置術(PCI)152
ダイヤモンドバック9
ロータブレーター10
経皮的血管拡張血栓除去術(EVT)118
ペースメーカー植込み術(内、Micra2)14
体外ペーシング9
経皮的カテーテル心筋焼灼術(ABL)23
経皮的大動脈弁形成術(PTAV)2
末梢造影検査(四肢血管、シャント)234
その他血管造影(腎、上下大動静脈、鎖骨下動脈)42
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